原作を読んだので・・・
ここで好評価だったので6巻までまとめ買いしちゃいました・・・。もうお腹いっぱいです。
「原案 新田次郎 story鍋田吉郎」と断り書きがあり、現代を舞台にしたので多少の無理があるにしても、原作をただ材料として利用した感が否めない気がします。
漫画をあまり読まないので勘違いかもしれませんが、バガボンドを意識し過ぎ感も否めない気がします。
内容は全く違います。原作を読んだために違和感を感じてしまう・・・上司から事務員の女性を押し付けられそうになるくだりの表現は、酷いですね。
登場人物が皆くせ者すぎるうえ人間味が感じられず、寒々しいです。山の高潔さとのコントラストとして、人間の汚さをわざと強調しているのかな?
でも原作の主人公の”孤高”は高潔というイメージで、何も暗い過去を背負ってるわけでもなく(途中でいろいろあるにしても)ただ一つのことに熱中するため他のことがどうでもよくなるという感じだったが、こっちは・・・トラウマのせいで暗くなるという設定は安直すぎないか?こちらの”孤高”は潔癖、人間嫌いという感じで、というか全然正体がつかめません。
もっと登場人物の一人一人を人間として描いてほしい・・・というのは、要求し過ぎ?
すみません、感情移入できませんでしたが、絵は上手いと思ったので、☆3つ。
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